西安村
宮本村
西山村●
NISHIYAMA
●青柳村
昭和7年(1932)
日本犬保存会の斉藤弘吉氏と地元獣医師の小林承吉氏らが、甲斐の
「耳立ちたる日本犬」を求めて山梨県下の現地調査をした。
5月2日甲府を出発、トロッコ等で南アルプスの秘境西山村から
奈良田村、さらに野呂川林道経由で芦安村を訪ねた結果、優秀な甲斐日本犬
を多数発見。厳しい山岳地帯のガレ場を自由自在に飛び回る、独特の飛節を
もった猟犬で熊、カモシカ、猪なんでもOKという名犬であった。
昭和9年(1934)甲斐日本犬は文部省天然記念物に指定され、犬種名を
「甲斐犬(かいけんkaiiken)」とした。